janoti31のひとりごと日記

人生は暇つぶしのゲーム

京アニ放火テロ事件について思うこと

まだ事の真相が明らかになっていない

のに、推測で判断するのは少し気が

引けるのですが、思う事を少し

書こうと思います。

 

最初は火事になって大変としか思って

ませんでしたが、犯人はガソリンを

撒いて火をつけたと聞いて、血の気が

引きました。しかもいきなり入って

来てそれをやったとか。

 

なぜそんな事を。なぜこんな事に。

恨みや復讐なのでしょうか、魔が差す

と言う言葉も有りますが、かなり

無謀かつ自暴自棄にならないと

できない行為です。

 

わたしは犯人の思考に、この前の

多摩の登戸の事件でも感じたのですが

殺意とか恨みとか絡み合ったものでは

なくて、純粋な狂気みたいなものを

感じます。ただ殺したい。壊したい。

そして自分も潰れても良いみたいな。

 

権力者を狙って暗殺するのに自爆テロ

と言うのがありますが、それに似た

ようなものを感じます。

自爆テロには操作や扇動する人間が

後ろで居るものですが、この事件には

それが居ない。

 

無邪気な殺意。幼いとか幼稚とか

そいう年齢や成熟に関係したもの

ではない狂気。絶望して諦観とか

過程を得ない一気に沸騰したような

感じもします。

 

なんでこうなってしまったのか。

人を殺す事、巻き込む事でしか憂さを

晴らせないまでに追い込まれて

しまったのか。この犯人は許される

ものではないが、この人も可哀そうな

人だと思う。

 

少し書いてる事が矛盾してますが

緩やかに落ちて行って、感覚が麻痺や

鈍麻すると健常者の常識では理解

できない判断レベルが普通に

なると言うことでしょうか。

事件が信じられないというのは

多くの人間の常識であって、やった

人間からすればゲームやいたずらの

ような感覚の行為だったかも知れない。

でもそこまで行くのに誰かが

ブレーキを掛けれなかった。

 

アニメは最近ですが、いつの時代も

アニメやマンガ、本や小説と言った

ものは人間の生活を支えてきました。

辛い現実があるけれど、小説やマンガ

アニメで癒される、活力を得ている人間は

本当にたくさんいるのです。それを作っている

携わってる人が数多く失われたと言う事は

社会的に与えたダメージやショックは

大きい。

 

世界は便利になって悪い知らせほど

恐ろしいほど早く伝播する。

便利だから知りたくなくても

流れてくる空気のように。

 

毒の煙や濁流に呑まれて正気を失う。

それでも助けてくれる人が居れば

人は死なない。心が死ねば身体は

抜け殻になり自分ではなくなる。

でも身体には名前が書いてある。

 

自分の名前が。